★ 市販品の歯磨剤にはホワイトニング剤は入っていない
2024年3月29日
歯科医院で使われるホワイトニング剤には歯本来の色を漂白するための薬剤が入っていますが、薬局や土絡子トラ、スーパーなどで手に入る日本製の歯磨き剤には入っていません。市販品の中に、「ホワイトニング用」として売られている歯磨き剤もありますが、それらはステインの除去には優れているものの、歯本来の色を漂白する作用はないのです。
ですので、白くならないからといってむやみに歯をこするのはやめましょう。
歯の外側にある半透明のエナメル質が薄くなると歯の内側の象牙質が透け、かえって黄色く見えるだけでなく、いざホワイトニングを受けるとき、エナメル質の厚みが薄い分、効果の点で不利になってしまいます。また、知覚過敏もおきやすくなります。
★覚えておこう!★
ホワイトニングの術前診査では、視診で確認できるう蝕はもちろんのこと、痛みを伴わない修復物下や隣接面などのう蝕診査が必要です。
その存在を知らずにホワイトニングをすると、う蝕歯に薬剤が入有込み激しくしみたり、最悪の場合は神経まで炎症が広がり歯髄炎になってしまうこともあります。ホワイトニング前に暫間修復することが必要です。
★ ホワイトニング効果が出やすい歯と出にくい歯がある
2024年3月27日
葉の色によって効果の見え方が異なります。
ホワイトニング剤は歯の表面を覆っている「ペリクル」を一時的に除去して歯の中に入り込み、変色の原因物質を白くしていきますが 、作用は大きく分けて2つあります。
1つめは歯の有機質や無機質と変色の原因物質との結合を切り離すこと。
2つめは原因物質の分子を細かく切り、バラバラにすることで変色を目立ちにくくすることです。
暖色系と寒色系で比べると、暖色系の変色歯の方がホワイトニング効果は目立ちます。j
★ 歯の黄ばみ、黒ずみは2種類の原因がある
2024年3月26日
歯の変色の原因には2種類あります。
外因性の変色は主にむし歯やステインによるもので、修復治療やPMTC(歯石除去/歯面清掃)により改善できます。
一方、内因性の変色は原因物質が歯に取り込まれることによるものです。
永久歯の歯ぐきから上の部分(歯冠部)は、生まれたから6歳頃までに顎の中ですでに作られていますが、
この歯が作られる過程で変色の原因物質が歯に取り込まれると、「変色歯」になるのです。
改善するにはホワイトニング剤を歯質に浸透させることが必要となります。
★歯周病が早産や低体重出産のリスクを高める
2024年3月16日
歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる作用がある物質(PGE₂〔プロスタグランジンE₂〕、炎症性サイトカイン)の血中濃度が高まります。
特にPGE₂は陣痛促進剤として使われるほど子宮収縮作用が強いため、市種苗が炎症化すると早産や低体重児出産の可能性が高くなるのです。
しかしながら、妊娠中でも徹底的に歯周病の治療をすれば必ず炎症を最小限に抑えることができますし、これらのリスクを軽減できることも知られています。ぜひご一緒にできることからはじめましょう。
★ ミュースタン菌の母子伝播
2024年3月13日
母親からのミュータンス菌感染が圧倒的に多いです。
元来、赤ちゃんのお口の中に存在しないむし歯菌ですが、奥歯が生える1歳6か月ごろに、周囲の大人の唾液を通して感染します。
世界的に見てミュータンス菌は、母親の唾液から感染する「母子伝播」がとても多いのです。
日本人の大人の約9割にミュータンス菌がいると言われていますから、周囲の家族や大人が自身のミュータンス菌を減らして、赤ちゃんに伝播させないようにすることが大切です。
ミュータンス菌が感染しやすい時期は1歳6か月~2歳7か月です。
佐藤をw紗にしてグルカンというネバネバ物質をつくり歯の表面にくっついて感染します。
複雑な形の乳臼歯が生え、糖分を摂取する機会の増える1歳6か月ごろから乳歯列が完成する2歳7か月までは一番感染しやすいのです。
★ 妊娠中のお口のケア
2024年3月13日
妊娠をすると、食生活が不規則になって口腔内環境が悪化しがちなうえ、唾液の変化、体調の変化、つわりなどで、いつも通りのブラッシングができにくいものです。そんなときは、無理をせずできる範囲でお口のケアに努めましょう。
ブラッシングは気分が良いときにササっと行えるように、洗面所だけでなくリビングやキッチンなど目に付く場所に自分用の歯ブラシを置いておき、出来そうなときに磨くというのもおすすめです。
自分でできないときは、歯科医院でクリーニングするだけでも何もしないよりはお口の中を清潔に保つことができます。
キシロトールガムやタブレットもどのタイミングでもよいので摂取することでプラークの粘着性を低めたり、唾液の分泌が増えて歯の再石灰化を促進する効果などが期待できます。食後すぐに水で強めにブクブクうがいをするだけでも、食べかすを取り除く効果があります。
気分がすぐれないときは、小児用の歯ブラシやワンタフトブラシなど小さめの歯ブラシを使うのも一案です。
★ 女性ホルモンの増加で歯周病のリスクが上がる
2024年3月13日
妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の血清濃度の上昇にともない、唾液や、歯ぐきの溝から出てくる組織液(歯肉溝浸出液)の中における女性ホルモンの濃度も上昇し、種類によっては妊娠してない時の10~1000倍にも増えます。
歯周病菌は女性ホルモンを栄養素とするので、女性ホルモンが増加すると歯周病菌も増殖します。
ですから、「妊娠関連性歯周炎」などがおこりやすくなるのです。
プロゲステロンが、細い血管を拡張して浮腫みを生じさせた理、末梢血管の抵抗性を弱める物質がつくられるのを促進することで体の組織の血流が増加するため、歯ぐきの腫脹や出血が起こりやすくなると考えられています。「妊娠関連性歯周炎」は、ほとんどが歯と歯の間の炎症を中心とする歯肉炎で、ブラッシングとプラークコントロールで改善できます。
また、妊娠の1~5%に生じる「妊娠性エプーリス」というものがあります。
エプーリスとは、お口の中の粘膜に部分的に生じる良性のしこりのようなもののことです。
妊娠期に発症したものが「妊娠性エプーリス」と呼ばれ、妊婦の1~5%に生じるといわれています。
女性ホルモンの増加によって歯ぐきのコラーゲンが増殖したものと考えられています。
「妊娠性エプーリス」は上の前歯に現れることが多く、血管成分の多い「血管腫性エプーリス」や「肉芽腫性エプーリス」の割合が多い傾向にあります。
★ 妊娠による口腔内の変化
2024年3月11日
妊娠するとさまざまな変化が体に現れますが、それにともないお口の中も変化します。
嘔吐をともなうつわりや嗜好の変化などにより、唾液の酸性度(pH値〔酸・アルカリの度合を数値で表したもの〕)が産生に傾き、歯のエナメル質が弱くなる可能性もあります。そのほか、食事回数が増えたり不規則になり口腔内環境は悪くなります。
さらに、ブラッシング(歯磨き)が困難となる方も多くいらっしゃいます。
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★ 受動喫煙に注意!
2024年3月8日
受動喫煙はタバコを吸っている本人以外にも影響を与えます。
本人は吸っていなくても、家族に喫煙者がいる場合などに、歯肉に変化がみられることがあります。
換気扇や空気清浄機では、受動帰依店を無くすことはできません。目の前で吸わなくても、髪や衣服、吐く息からも有害物質が排出されます。
受動喫煙の影響は強く、同じ部屋の中はもちろん、別の部屋やベランダなどで吸っても、扉のすき間から煙が入り込んでくることがわかっています。換気扇ではすべて吸い取ることはできませんし、空気製容器でもすべての有害物質を取り除くことはできません。
分煙では受動喫煙を無くすことはできないのです。
また吸い終わってからしばらくは、吐く息の中にも商業施設、病因、学校など人が集まる場所において、分煙ではなく敷地内全体を禁煙にすることがスタンダードになりつつあります。自治体で受動喫煙防止のための条例を制定するところも増えています。
ご自身の健康のためにはもちろんですが、大切なご家族のためにも禁煙を勧めましょう。
★禁煙するとお口の中も健康を取り戻す
2024年3月6日
禁煙すると歯ぐきの出血が増えるのは、ニコチンの血管収縮作用がなくなるためです。また、正常な炎症反応が戻ることにより、赤身や腫れなども増すかもしれません。どちらも一時的なものなので、心配しないでください。
プラークコントロールがきちんとできていればおさまってきます。
禁煙を続けるにつれ、歯ぐきは健康なピンク色になり、みずみずしさを取り戻します。
メラニン色素の着色も薄くなっていきます。