石田歯科
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★ブラッシングの目的・基礎

2022年10月29日

〇ブラッシングの目的

ブラッシングの最大の目的は、うがいでは取り除けないプラークを取り除くこと。

歯科医師は、歯肉をマッサージするつもりで歯ブラシを当ててくださいと指導することがありますが、

これは、マッサージが主な目的というわけではなく、歯と歯肉の両方に歯ブラシを当てるイメージを

もってもらいたいからです。

ただしプラークを取り除こうとして磨き過ぎると、歯肉を傷つけてしまうので、コツが必要です。

 

〇ブラッシング基礎編

頻度:最低1日1回はていねいに。

日本人は一般的にどのようなブラッシングをしているのでしょうか。

10~60代の全国の男女1200人に調査をしたところ、ブラッシングの頻度は、

76%の人が1日に2回以上、1回あたりの歯を磨く平均時間は1~3分でした。

患者さんからブラッシングは毎食後にした方がよいのかと聞かれる時があります。

毎食後ブラッシングができれば理想的ですが、1日3回短時間でサッとやるよりも、

1日1回でいいからしっかり時間をかけて磨いた方が歯周病には効果的です。

それに日中仕事をしている場合は、朝と夜は磨けたとしても、昼食後のブラッシングは難しいものです。

無理をすると続きませんから、時間に余裕がある夜寝る前などに、お風呂に浸かりながらでもいいので、

ていねいにブラッシングするようにしてください。

では、ていねいなブラッシングとは、どのようなブラッシングでしょうか。

実はこの「ていねい」のイメージは人によってかなり違いがあります。

たとえば、3分間のブラッシングをていねいすぎると感じる人がいる一方で、

3分では短すぎて全然磨けていないという人もいます。

わかりやすいように時間で示すなら、最低10分が目安。

長いと感じるかもしれませんが、一般に歯は全部で28本ですから、1本あたり20秒ほど。

1本1本ていねいに磨くには、この程度の時間は必要です。

ただし、歯ブラシが磨くべきところにきちんと当たっていなければ、

10分磨こうと、20分磨こうと意味がありません。

正しく磨くことが大事です。

★ブラッシングをマスターする

2022年10月26日

〇きちんと磨けていない人が多い

歯周病で受診する患者さんの中には、ほとんど歯を磨いたことがなくて、

歯周病にになったのは当然の結果という人がいます。

その一方で、毎日歯を磨いていたのに・・・と、歯周病になったことが納得できない人もいます。

しかし、きちんと歯を磨いていると主張する患者さんの状態を染め出し剤でチェックしてみると、

真っ赤になるケースがほとんどです。

これはきちんとプラークが落ちていない証拠、つまり磨き方が間違っているのです。

ブラッシングはたいてい親が子に教えるので、親のやり方を踏襲している場合が多いのです。

つまり、大人が間違った方法でブラッシングをしていれば、

それを見て覚えた子どもも間違ったブラッシング方法を身に付けてしまうことになります。

結果、家族みんなで間違ったブラッシングをしている危険があるわけです。

★歯周病は歯科医師だけでは治せない!

2022年10月25日

〇セルフケアはブラッシングと全身の健康管理の2本柱

歯科医院に通うとセルフケアも大事ですと言われることが少なくありません。

歯周病のセルフケアというのはまず局所のケア、すなわち毎日のブラッシングです。

さらに歯周病は全身の健康にかかわる感染症ですから、

維持のコントロールや生活習慣の改善といった全身の健康管理も不可欠です。

患者さんの中には歯科医院に通っていれば歯周病は治るだろうと考えている人がいます。

しかし、同じ進行度の患者さんが同じタイミングで歯科医院に通いはじめても、

セルフケアを努力している患者さんと歯科医師任せで何もしない患者さんでは、

治り方も、通院回数も、治療にかかる費用も、将来歯がどうなっていくかもまったく違ってきます。

 

〇手のひらサイズの炎症を放置できますか?

中等度の歯周病になっている患者さんの場合、歯周ポケット周辺の炎症の総面積は、

手のひらくらいの大きさといわれています。

もし、顔に手のひらサイズの炎症があれば、普通は放っておかないはず。

見た目はもちろんのこと、放置して化膿すれば大変なことになりますから、治療をするでしょう。

ところが歯周病は、歯肉の中の見えにくい部分で炎症が起きているために多くの人が無頓着。

放置している間に歯を支える骨が溶けていくだけではなく、全身に感染が広がっていきます。

 

〇化粧品やサプリにお金をかける前に、歯のケアを

高齢化が進み、アクティブシニアが増えている今は、アンチエイジングがブーム。

いくつになっても若く美しく健康でありたいと、外見や体力、脳の老化防止などに関心が集まり、

ジムに人があふれ、高額な化粧品やサプリメントが売れています。

ところが意外と歯に気を使う人は少なく、外見は若々しいのに口の中はボロボロで、

歯が抜けかかってから歯科医院を受診してくるケースが後を絶ちません。

歯をいい状態に保つことは、外見だけでなく、食べ物をしっかり噛んで滑舌よく話すといった機能面、

そして全身の健康を維持するという面からも、究極のアンチエイジングといえます。

セルフケアを習慣にしましょう。

★治療の実例③

2022年10月22日

〇繰り返す歯肉の腫れと痛み➡歯周再生療法で、溶けてしまった骨を再生

 

主婦のCさんは、2年ほど前から睡眠不足や

疲れがたまると歯肉が腫れて膿が出るということを繰り返していました。

体調が回復すると楽になるのでそのままにしていましたが、

あるとき右下の歯肉がぷっくりと腫れて何もしなくても痛い状態になり、

がまんできなくなって慌てて歯科医院を受診してきました。

Cさんは口の中は全体的に歯周病が進行し、とくに右下は重度の歯周炎の状態だったため、

ひとまず抗生物質と消炎鎮痛剤の服用と、歯周ポケットを洗浄して細菌を洗い流す治療をすることに。

2週間後にはだいぶ炎症が治まったので、麻酔した上で、

症状がひどい右下を中心にスケーリングとルートプレーニングをおこないました。

ところがその3か月後に検査をしてみると、重症だった右下だけは歯周ポケットが深いままで、

歯槽骨もかなり吸収されてしまっています。

このままでは歯槽骨の再生は期待できないと判断し、

右下部分をフラップ手術で開いて清掃すると同時に、

エムドゲイン法による歯周再生療法も加えました。

8か月後にレントゲンで歯槽骨が再生されたのを確認し、

以降は3~4か月に一度のメンテナンスを続けています。

★治療の実例②

2022年10月19日

重度の歯周炎はフラップ手術で➡

    歯周病の治療後、ブリッジで歯を補ってしっかり噛めるように

 

会社員のBさん50歳は、何年も前からあちこちの歯が腫れて膿が出るという症状に悩まされながらも、

仕事の忙しさを理由に放置してきました。

しかし歯がぐらぐらしてきてきちんと噛めなくなったため、やむなく歯科医院へ。

歯肉の炎症はかなり進行し、さらにレントゲンでは歯槽骨も吸収されていて、

重度の歯周病と診断されました。

まず全体を6分割して週1回ずつスケーリングとルートプレーニングを実施。

治療と検査を数回繰り返した結果、ある程度回復は見られたものの、

歯周ポケットの深さにあまり変化はなく、歯槽骨の再生も今ひとつでした。

そこで、改善が見られない箇所は、フラップ手術をおこないました。

手術後、グラつきが激しかった奥歯1本だけは抜くことになりましたが、

それ以外は歯槽骨の再生が始まって揺れがおさまってきました。

根の治療をした上で複数本連結した人工歯をかぶせるなどの補綴治療を実始。

初診から1年が経った今は問題なく噛めるようになっています。

なお、Bさんは喫煙者で当初は禁煙を指導してもやめることができなかったのですが、

フラップ手術を受けるにあたり、きっぱり禁煙したことも回復を早めた要因でしょう。

現在、3ヶ月に一度、メンテナンスに通っており、以前はいいかげんだったブラッシングも、

ていねいにやるようになりました。

噛めるので食事が楽しみ。歯の調子だけでなく、体調も良くなったといいます。

★治療の実例➀

2022年10月15日

〇ブラッシング不良による歯肉炎➡意識改革とブラッシングで完治

 

高校生のAさん16歳は友人から口臭指摘されたことを気にして受診。

口の中を診るとむし歯はないものの歯肉全体が赤く腫れ、歯周病の初期段階の歯肉炎でした。

歯肉が痛み、ブラッシングのとき以外もたびたび出血して、

朝起きると枕に血がついていることもあると言います。

本人は1日2回ブラッシングしているというのですが、腫れた歯肉にブラシが当たると痛いので、

かみ合わせの部分だけをサッと磨いているような状態でした。

歯にはプラークや歯石がこびりついていて、もともとブラッシングに対する意識は低く、

さぼりがちだったようです。

スケーリングでプラークや歯石を除去する必要がありましたが、

現状では歯肉の痛みが強くてできないのでまず正しいブラッシング法を指導。

1週間後の再診時にはブラッシングによって痛みがだいぶ引いていたため、

全体を6分割してていねいにスケーリングをおこないました。

3か月後、すべての歯のスケーリングを終える頃にはすっかり良くなって、

その後は4か月に一度定期健診を続けています。

Aさんの治療でスケーリングと同じくらい重視したのは、本人の意識を変えること。

初診時から、歯周病がどのような病気なのか、このままブラッシングを怠っていると、

どのような状態になるのか、治療をするとどう変わるのか、本人の口の中の写真や、

他の症例写真を見せながら説明しました。

また、お菓子やジュースを大量に摂っていたので、少し減らすことを提案。

Aさんは症例写真のようなボロボロの歯にはなりたくないと努力し、

ブラッシングも熱心に取り組みました。

今は歯肉の痛みだけでなく口臭のコンプレックスからも解放され、

友達の前で堂々と話せるようになったと楽しんでいます。

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