石田歯科
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★ 歯が欠けたらどうしたらいいの?

2024年07月22日

欠けている部分の大きさによって治療法が異なります。

保険適用内で行えるものもありますので、ぜひ一度相談してみてください。

 

 

歯の一部が欠けたら、基本的にプラスチック製のレジンと呼ばれる白い詰め物を詰める、またはかぶせることで治せます。

これは保険適用内で行うことができます。歯の欠け具合の判断は、それぞれの歯科医の先生により異なる場合があります。

 

前歯が小さく欠けている場合は、その部分を覆うようにプラスチックの白い詰め物であるレジンを充填して修復します。

強度は、セラミックや金属と比較すると劣りますが、欠けた部分だけ詰めて修復するので、余計に歯を削る必要はありません。

 

前歯で中くらいに欠けている場合は、歯の全体にかぶせる必要があります。少し前までは保険診療であれば、金属のプレームの上にプラスチックを盛る被せ物治療(補綴治療)が主流でした。

しかし、今では保険診療内でもCAD/CAM冠(治療箇所を3Dカメラで撮影し、被せ物の設計や加工をコンピューター主導で行い作成するもの)を使用したメタルフリーな治療が可能です。

 

自由診療では、オールセラミック冠(内側・外側ともに白いセラミックでできたもの)が一般的です。

奥歯が欠けた場合の保険診療では、詰め物や被せ物は銀歯かプラスチックになります。

 

自由診療(自費診療)に関しては、セラミッククラウンまたはセラミックインレーと呼ばれる白い詰め物(セラミック治療)になります。

自由診療は保険内治療に比べると治療費用が高くはなりますが、安全性と審美性は非常に高くなります。

周りの人から見ても作りものだとはほぼ気づかれませんので、審美治療として銀歯から高品位セラミックに付け替える人も多くいらっしゃいます。

 

神経が生きている歯で大きく欠けた場合は、神経を残すことさえできれば、全体に冠をかぶせる治療ができます。

欠けたり穴が開いていたりして神経が露出していた場合は、神経を取って根っこの治療をする必要があります(根管治療)

その後、神経を取った歯はもろくなり破折のリスクがあるので、土台を入れた後、強度を出すために全体に被せものをするようにします。大きく欠けた場合のなかでも、歯が骨縁下組織まで広がるほどまで欠けた場合は、歯の保存が難しく、抜歯となります。抜歯した場合、かみ合わせを安定させ、他の歯を長持ちさせるために、入れ歯もしくはインプラント治療などの治療法が必要となります。

また両隣に歯がある場合は、ブリッジで治療することもできます。

大きく破折した

場合には、治療技術のある歯科医院で診てもらうことをお勧めします。

 

自転車事故やスポーツ中に歯を強打した場合、歯が抜け落ちたり(脱臼)、グラグラしてしまったり(亜脱臼)することがあります。脱臼したまま放置するのはよくありませんので、歯を保存液、生理食塩水、牛乳などにつけて、早急にかかりつけの歯医者さんで治療を受けてください。脱臼した歯と隣の健全な歯を再植(一度あえて歯を抜いた後に挿入し直すこと)して、歯と歯の間と裏側を治療用の接着剤で固定する必要があります。

この応急処置を迅速にすることにより歯を残せる可能性が高くなります。

この場合には、腫れたり痛みが出たりするので、鎮痛剤が必要な場合があります。

だだ、一度抜け落ちてしまった歯は神経が壊死している可能性が高いので、歯の中の神経の管をきれいにする根管治療を行う必要があります。

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