石田歯科
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★ 赤ちゃんはいつから歯磨きをはじめればいいの?

2024年8月31日

お子さんがいる方は、いつから歯磨きをすればいいのかお悩みになることもあるでしょう。歯磨きの習慣は、「乳歯が生え始めたら」意識することをお勧めします。乳歯はだいたい生後6か月~9カ月頃から生え始めます。御自身の膝の上にのせて、口の中を観察したり、清潔な指で口の中を触ると歯が生えているかを含めて状態をよく確認できます。

 

はじめのうちは、ガーゼや綿棒などで汚れを拭くようにして、慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう。

子どもは、上唇の裏側を触れるのを嫌がりますが、やさしく触れ続けると触れられることに慣れてきます。指や、歯ブラシの刺激に慣れてきたようなら、歯を見ながら1本ずつ優しく磨きます。1本5秒くらいで十分です。強すぎたり、長すぎたりしてお子さんが歯磨きをイヤにならないように気をつけましょうね。お子さんの歯磨きをする時におとなしく我慢して歯磨きが上手にできたら、褒めてあげることも忘れないで下さい。

 

また上唇をめくるとミルクのかすがついていることがあります。

この部分は唾液による自浄作用が少ないので、ガーゼで拭うなどしてあげるといいでしょう。歯は生えかけの時が一番虫歯になるリスクが高い状態です。

歯茎に埋まっている歯の周りの汚れを丁寧に取ってあげることで、生えたての歯をケアすることができます。

★ 歯ブラシと電動歯ブラシ、どっちのほうがいいの?

2024年8月28日

今や、「高級電動歯ブラシ」が珍しくなくなってきましたね。

5万円以上するものだったり、なかにはスマートフォンアプリ連携型で、パーツごとに磨き残しの試適や正しいブラッシング法を指導してくれるものもあったります。

電動歯ブラシは種類が豊富で、お手軽に買えるものも多いので、

よく患者さんに「手で磨くよりも電動の方が良く磨けますか?」と聞かれますが、

要は虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊(歯垢)を毎日しっかり落とせていれば問題ないのです。

 

例えば、どうしても力強くブラッシングする癖が抜けず、歯や歯茎を傷めてしまう人でしたら、小刻みに振動する電動歯ブラシを歯に当てて丁寧に磨いていくほうがいいかもしれません。

その方が力加減を気にしないですむので楽でしょう。

また、電動歯ブラシは、一定の圧力と速度で歯を磨くことができます。

手磨きですと、どうしてもムラがでてしまいますし、この点では電動歯ブラシは非常に優れております。

 

また、お歳を重ねられた方や、病気などで手が動かしにくかったり、細かくブラシを動かすことが難しい方は、不自由な点をカバーしてくれる電動歯ブラシを使用することをお勧めします。

しかし、電動歯ブラシに頼り切ってしまうのもよくありません。

あくまでも動かすのは自分で寿司、この時に歯を磨く順番を端折ったり、数秒程度で歯磨きを完了していたら効果はないでしょう。

これは、手で歯ブラシを使っていた場合も同様です。

最新の電動歯ブラシを使用すると、ついついそのスペックに頼りすぎたり、期待しすぎてしまい、ちゃんと磨けていないがために虫歯になる人をこれまでも多く見てきました。

「正しい歯みがき方法」で、電動歯ブラシでもしっかりとブラッシングすることを心がけましょう。

 

★ 食事後は常に歯みがきをしましょう!

2024年8月27日

通常、口の中は「中性」ですが、食事をすると一気に「酸性」になります。

酸性は、口内細菌が繁殖しやすく歯が溶けやすい状態になります。

ですので、一日何回と決めず、食後は必ず歯磨きをするように心がけましょう。

1日3食なら3回、4食なら4回。5食なら5回・・・間食も含めて、食事をしたらその都度磨くことで、むし歯になるリスクを抑えられます。

 

また、食事後どうしても歯みがきが出来ないという人は最低限「うがい」だけでもして、口の中をゆすぎましょう。もちろんうがいで口の中をゆすいだだけでは、歯みがきとおなじ効果にはなりませんが、「やらないよりやったほうがいい」です。歯実秋のタイミングを失い続け、口の中をそのままにしておくより、ゆすいだだけでも汚れはそれ相応に落ちます。

これは口内洗浄液でも同様です。こまめに口内を清潔にしてむし歯リスクを抑えましょう。

また、「モンダミン」や「リステリン」などの口内洗浄液を仕上げとして使用するのも効果的です。液体などで、口内のすみずみまでいきわたり汚れを洗い流せます。

清涼感のあるものがほとんどなので、使用後はリフレッシュしたようなすっきりとした気分になるでしょう。しかし、口内洗浄液だけで歯の汚れを全て落とせるわけではありませんんので、歯磨きの代わりとして過度なきたいをするのはやめましょう。

★ 歯ブラシの交換時期っていつごろ?

2024年8月26日

 

毎食後、1日3回歯ブラシを使用したとして大体1か月で歯ブラシが消耗し始めるので、

1か月たったら交換しましょう!

見た目では、毛先が開いてきたら毛先が消耗しているサインです。

また、歯ブラシは細菌が繁殖しやすいため同じものをずっと使い続けると細菌が

歯や歯茎に移り、歯肉炎などトラブルの原因になります。

例えば、雑巾は濡れたまま放置すると細菌が繁殖して臭いの原因になりますよね。

歯ブラシも同じで、使用後は風通しのいい場所で保管することを心がけましょう。

とはいえ、水にぬらして使うので、保管環境に気を配るよりもこまめに変えて清潔に保つことをお勧めします。

 

歯ブラシを見てみて、毛先が左右に開いてヘッド部分からはみ出ているようであれば、使い続けないようにしましょう。

まだ使えると思っていも、歯ブラシはこまめに交換するように心がけてくださいね♪

★ むし歯予防の為にはどんな歯ブラシを選ぶといいの?

2024年8月24日

歯ブラシの毛がついているヘッド部分が2㎝ほどのコンパクトなものは、奥歯まで届き小回りが利くのでお勧めです。

毛先の形状は均一に負荷がかかるフラットなものを選んでください。

 

歯磨きは、歯についた汚れを落とし口の中を清潔に保つことを目的としています。

そのため、歯ブラシがしっかりと奥歯まで届くか、毛先はブラッシングに耐えられるコシがあるかなどいろんなタイプがあります。

毛先が細目、やわらかいタイプだとブラッシングしたときにコシが無く手ごたえが無いため、余計な力を加えやすく歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

また、山切カットはブラッシング時に均一に圧がかからないので、磨きムラの原因になります。

上記から歯の汚れを落とすには、硬さは「ふつう」で毛先の形は「フラット」なタイプが適しているといえます。

大人用の歯ブラシが大きすぎる、または現在使用しているけれど「歯医者で磨き残しを指摘された」という人は、

よりヘッド部部が小さい子供用歯ブラシを使用してもいいでしょう。

歯医者が教える 歯のQ&A大全

著 小谷航

★ 歯って白くできるの?

2024年8月21日

最近では歯を白くしたい!というニーズが高まっていますよね。

歯に関心が向くのはうれしいことなのですが、あれこれ試して結果として自分の歯を痛めている人も多くいらっしゃいます。

単純に「歯を白くしたい」を叶えるにもさまざまなアプローチがあるので、事前に理解しておきましょう。

 

天然の歯の表面は、なめらかではなく微細な凹凸があります。

そこに食べ物のかすなどが付着し、くすんで見えますが、この汚れを落とすだけで歯は白く見えます。

つまり、毎日の歯磨きをすればある程度歯の白さをキープすることでができるのです。

 

喫煙者や、コーヒーやワインをよく飲む人は、歯の凹凸にタンニンなどが付着しやすいので歯が着色しやすく、頻度が高いほど毎日の歯磨きでは追い付かない場合もあります。その場合、市販の歯磨きでホワイトニング効果が高いとうたっているものを使用する人が多いですが、ほとんどのものには歯を削る「研磨剤」が含まれています。

歯の表層であるエナメル層を削って、舌の象牙層をあらわにすることで白く見えるのです。

しかしこれを繰り返すと、どんどん歯が薄くもろくなってしまいます。

 

自然の歯の白さではなく、人工的な白さを好む人もいらっしゃいます。その多くはセラミック治療を希望されるのですが、むしばでもない健康的な歯を削りその上にかぶせものをすることになります。

「歯を白くしたい」というだけで、価値のある自分の歯を削るのはよくありません。

セラミック治療もいっしょうものではありませんし。歯の一部をセラミックにしたら、今度は周りの歯の白さの違いが気になるでしょう。セラミックは人工的な白さなので、周りの天然の歯のホワイトニングを頑張っても同じ白さにはなりません。

歯は削ると寿命を縮めることになるので、長期的に考えて削る以外の選択肢をしてホワイトニングを推奨します。

 

おすすめは定期的に歯科医院でクリーニングやホワイトニングをすることです。

歯科医院でのホワイトングで使う薬剤には、過酸化水素(もしくは過酸化尿素)という薬が配合されています。

この過酸化水素が、歯の表面の汚れや色素を分解して無色化させ、エナメル質の構造を変化させることにより歯を白く見せるのです。

 

クリーニング洗浄であれば、器具を使い、歯のすみずみまでの歯垢を落とすことができます。

ついでに虫歯が無いかもチェックができるの早期発見につながります。

仕上げに、歯に汚れがつきにくいようにフッ素コーティングまでできれば効果の高い着色予防にになりますよ。

 

★ 歯を削って大丈夫なの?

2024年8月20日

歯を削ることの3つのリスクがあります。

 

➀削ったところから虫歯になりやすくなる。

歯を削ることによって、その場所から虫歯になりやすくなるというデメリットがあります。

削った場所は凹凸があり、菌が付着しやすく繁殖しやすい環境にあります。これによって、削った歯が虫歯になり、さらにその周囲に虫歯が広がってしまうという悪循環が生まれてしまうケースも少なくありません。

 

②痛みや知覚過敏のもとになる

歯を削ると、歯の表面が内部にある神経に近づきます。

そうすると、痛みを感じやすくなり、また冷たいものが「キン」と感じる知覚過敏を起こしやすくなります。

 

③歯髄まで削ってしまう恐れがある

歯髄とは、神経のことです。歯の神経までむし歯になっているようであれば神経を抜く必要がありますが、そうでなくても痛みがひどい場合は歯の神経を抜かなければならないことがあります。

神経を抜いたら痛みが発生しないという事であれば、むし歯の所を根こそぎ抜いてしまったらいいと考えるでしょう。

しかし、そうするとむし歯が再発した際に痛みが発生せずに進行してしまい、思わぬ他の病気が発生してしまうこともあるので

注意が必要です。

 

以上が歯を削る事のデメリットです。

今は、初期段階のむし歯であれば、その段階では削らずに定期的なメンテナンスで悪化を防ぐのも方法のひとつとされています。

しかし、むし歯が進行している場合は、削ることをためらうとむし歯がさらに悪化するので致し方なく削る場合もあります。

その見極めは歯科医と相談しつつ、納得のいく選択をしましょう。

★ 歯の神経って抜いたらどうなるの?

2024年8月9日

 

歯の内部に存在する神経は、歯に栄養を届けている大切なものです。近くも司っているので、むし歯になり細菌が神経まで到達すると、痛みを感じます。そこまでむし歯が進行すると、神経を抜く治療を行いますが、痛みやしみたりすることがなくなると同時に、栄養が届かなくなります。

そのtきは痛みを感じないのでいいかもしれませんが、長期的に考えると、歯がもろくなり割れやすくなります。

 

とくに奥歯の場合は、咀嚼するときに神経の内歯に力がかかりバキッと縦に割れやすくなります。今の医学では、歯が縦に割れてしまった場合、接着剤による治療もありますが、強度はあまり強くない為「抜歯適応歯」と考えられ抜いてしまうことが多いです。そうなると今度はインプラントなどに治療の必要性がでてきます。

また、歯の神経を取ってしまうと、歯の色が変わり、黒ずんでしまいます。

神経には血管が通っているので、取ることで血液が循環しなくなり歯のコラーゲンが変色してしまいます。

これを改善するには、白い被せ物をしたり別途治療の必要があります。

 

一昔前は、痛みを感じたらすぐ「神経を取りましょう」という歯科医院が多かったように思えます。

しかし、研究が進み神経を取ると、結果さまざまな変化が起きることが分かってきました。

現代に医学ではなるべく神経を取らずに、なるべく歯を削らずに、ご自身の歯をいかに残すかを考える治療法が主流となってきてます。

★ 歯石ってなに?どうしてつくの?

2024年8月6日

歯石と歯垢は名前が似ていますが、状態と対処の方法が異なりますので、別々でとらえる必要があります。

 

歯垢は、別名「プラーク」とも呼ばれ、口内の常在菌が歯に付着し塊になった状態をさします。

一般的には口内には「むし歯菌」も「歯周病菌」も「口腔内常在菌」も含め300~700種類の細菌が生息しているといわれます。細菌の数は、歯を良く磨く人は1000~2000億個、あまり歯を磨かない人は4000~6000億個といわれ、歯を磨かない人では1兆個ともいわれています。

眼には見えないものですが、私たちの口の中にはそのぐらいの数の細菌が常に存在しているのです。

 

 

歯石は、細菌の塊である歯垢が石灰化したものです。

最近は、口内で増殖する働きがあり、うがい程度では除去できません。

唾液成分の中には、歯石沈着を促進する成分があり、この成分が多い人は歯石が付きやすいと考えられています。

個人差はありますが2~3日で唾液の中の成分と結合して石灰化をしはじめ、やがて歯石へと変化していきます。

 

歯石は、放置するとどんどん硬くなり増え続けます。

歯石の表面はでこぼこしているため、歯石がつきやすき、細菌の温床になります。

そればかりでなく歯石を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させたりします。

ご自身のお口の状態に合わせて3ヶ月に1度、定期検診を兼ねて歯石除去してもらうと歯周病リスクの軽減につながります。

歯石の付着状態により、歯石除去の回数は異なりますが、歯石を取り除いた後は、歯の表面がすべすべになり、しばらくは歯石もつきにくくなります。

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