石田歯科
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★歯周病の検査 ➀問診・医療面接 ②視診

2022年5月23日

➀問診・医療面接

患者さんの次のようなことを聞き取って、診断の材料にします。

 

・今、一番困ってること

・自覚症状(歯肉の腫れや痛みなどの症状がいつから生じているか)

・全身症状、持病(糖尿病や高血圧など歯周病との関連の深い病気)

・家族に歯周病の人がいるか

・環境(喫煙やストレスなど)

さらに、治療計画を立てるために患者さんがどのような治療を希望いているのか

(症状を改善させたいだけなのか、抜本的な歯周病の改善を望んでいるのか)など

費用、通院がどの程度可能かといった患者さんの要望も聞き取ります。

 

②視診

歯科医師が口の中を直接観察し、次のようなことを確認します。

 

◎歯肉の様子

・色

・腫れ

・膿が出ているか

・硬さ

・出血

・形の異常

 

◎口の中全体の様子

・汚れ具合

・口臭

・かみ合わせ

・適合の悪い詰めものやかぶせもの

 

など

★歯周病の検査

2022年5月18日

歯周病は、患者さんが自覚できるような症状があまりないまま進行することが多い病気です。

また、歯肉で覆われている歯周ポケットの奥深くで進行していくため、

口の中の状態を目で見てチェックする視診だけでは本当に歯周病なのか、

どの程度まで進行しているのかといった情報は得られません。

正確に状況を把握するなら、検査が不可欠です。

検査結果に基づいて治療計画が作成されるばかりでなく、

今後治療によってどこまで治せるのかを予想する、貴重な資料になります。

検査の出番は、最初の診断時だけではありません。

治療が始まると、治療が効果をあげているかどうかを検査でチェック、

さらに治療が一段落したあとも定期的に検査をして再発していないか確かめます。

 

一般的に次のような検査がおこなわれます。

 

➀問診・医療面接→自覚症状や全身状態など

②視診→目で見て確認できる歯肉炎や歯周病の症状

③歯周ポケット検査→歯周ポケットの深さを測定・出血の確認

④歯の揺れ→歯槽骨など歯を支えている歯周組織の破壊具合

⑤レントゲン撮影→歯槽骨の破壊状態、根の病気

⑥歯並び・かみ合わせ→上下で強くあたっている部分などみる

★歯周病の具体的な治療の進め方

2022年4月27日

歯肉炎や軽い歯周病なら汚れ(プラーク・歯石)を取り除く

プロフェッショナルケアを主体とした歯周基本治療だけで治ることもあります。

治療後の再検査で汚れの除去と症状の改善が確認できたら、

数か月に一度、定期的に清掃とメンテナンスに進みます。

一方、歯肉の奥にたまった汚れがスケーリングやルートプレーニングといった

歯周基本治療だけでは取り除けない場合は、歯周外科治療(手術)をおこないます。

歯周外科治療のメインはフラップ手術です。

歯肉を切り裂いて歯根を露出させ、歯根の表面に付着した汚れを取り除きます。

歯槽骨が吸収されるなど歯周組織が壊れてしまっている場合は、フラップ手術に加えて

GTR法や、エムドゲイン法といった歯周組織を再生させる手術を加えることもあります。

手術後は確認の為検査をし、治っていれば経過観察(メンテナンス)、

治っていなければ再度治療というように、治るまで治療と検査が何度も繰り返されます。

★歯周病の治療の流れ

2022年4月26日

歯周病は汚れを取り除く治療が主体です。

歯周病は細菌による感染症なので、歯周病菌によって悪化しますが、歯周病菌だけでは発症しません。

歯垢(プラーク)や歯周病菌から生体を守ろうとする細胞の戦いによって歯肉に炎症を起こし、

やがて歯槽骨などの歯周組織を破壊していくのです。

そこで治療では、大元の原因であるプラークや歯石を取り除く

歯周基本治療に主眼を置きます。

これは、患者さん自身が行うセルフケア(ブラッシング)と

歯科医院で行う専門的なプロフェッショナルケアがセットになっています。

ただし、歯周病を悪化させる原因はプラークだけでなく、喫煙や糖尿病などいろいろあります。

プロフェッショナルケアを中心に、歯周病の原因を一つひとつ取り除く治療全体が歯周基本治療なのです。

歯周基本治療は患者さん自身が軽度の歯肉炎の段階でも、中等度以上あるいは、

重症に進行している人にも共通する治療です。

★若い世代に増えてる「ポカン口」

2022年4月25日

今、若い世代に増えていポカン口。

口呼吸をしているとむし歯や歯周病になりやすくなります。

呼吸は本来、鼻を中心にするものですが、

鼻づまりなどがきっかけで口呼吸に変わってしまうことがあります。

最近若い世代に増えているポカン口も口呼吸で口を開けっ放しにするからです。

口呼吸をすると唾液がすぐに乾燥してしまうので、

食べかすやプラークが洗い流されなくなるだけでなく、抗菌成分を含む唾液の自浄作用が低下して

細菌の活動が活発化します。

その結果むし歯や歯周病になりやすく、口臭も強まるなど、

口の中にさまざまなトラブルを引き起こします。

さらに気道の粘膜も乾燥するためにアレルギーや風邪をひきやすくなり、

全身の健康にも影響を及ぼします。

口呼吸気味の人は放置しないで、鼻づまりがある場合は耳鼻科で治療をしましょう。

鼻に問題がなければ、鼻呼吸に変えるよう意識しましょう。

また、口が閉じない原因にかみ合わせの問題がある場合がありますので、

歯科医院でかみ合わせのチェックをしてもらいましょう。

 

★歯周病が引き起こす病気 ⑥早産・低体重児出産 ⑦その他

2022年4月23日

歯周病は、出産に影響を与えることもわかってきました。

1996年に初めて早産の危険因子の一つという研究報告が発表されて以降、

各国で行われてきた多くの研究を解析した結果、

重い歯周病にかかった女性は早産や低体重児を産むリスクが、

かかってない人の3.57倍になることが示されたのです。

早産や低体重児出産のリスクとして喫煙や高齢妊娠がよく知られていますが、

細菌性膣炎などの細菌感染もリスクの一つです。

歯周病も感染症なので、歯周病にかかった歯周組織が作り出す炎症物質が血液中に入り込み、

子宮頸管を柔らかくして子宮を収縮させて早産しやすくさせると考えられています。

また、歯周ポケットから血液中に入り込んだ歯周病菌の毒素が、子宮などに流れ着き、

直接悪さをしている可能性もあります。

ただし、歯周病を治療すると早産や低体重児出産のリスクを減らすことができるかどうかは

意見が分かれており、まだ明らかな結果は出ていません。

なお、妊娠中はつわりで食事が不規則になったりブラッシングが不十分になったりする上に、

胎盤で作られるホルモンの影響で歯周病菌が増殖するため、歯周病が悪化しやすくなります。

妊娠する前にしっかり歯周病を治しておきましょう。

 

そのほかにも、歯周病が肥満に関連している、腎臓病を悪化させる、

HIVに感染した後エイズの発症を早めるといった報告があります。

ただし、まだしっかりと因果関係が証明されていません。

★歯周病が引き起こす病気 ⑤誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

2022年4月22日

歯周病菌が気道経由で感染を広げる病気の代表が、誤嚥性肺炎です。

口の中の歯周病菌が唾液や食べ物に混じって気道に入り込み、肺に感染を起こします。

通常は唾液や食べ物が気道側に入ることはありませんが、高齢者は飲みこむ力が弱く、

さらに感染に対する抵抗力も低下している為に誤嚥性肺炎を起こしやすいのです。

肺炎は80歳以上の高齢者では死亡原因の3位であり、予防を心掛けなければいけない病気です。

高齢者に口腔ケアをおこない、歯周病菌などの口内細菌が減少すると、

肺炎の発症率を低下することがわかっています。

 

★歯周病が引き起こす病気 ④リウマチ

2022年4月20日

関節リウマチは免疫の異常などが原因で、手や足の関節に痛みや腫れをともなう炎症が起きる病気です。

関節リウマチと歯周病には同じ炎症性サイトカインが関連しているなど共通点も多く、

関節リウマチの患者さまは歯周病にかかりやすいことがわかっています。

とくに口の中を不潔にしていると、歯周病が重症化しやすくなります。

関節リウマチの患者さまは手指の動きが悪いので、歯ブラシを思うように動かせないことも

重症化の一因でしょう。歯周病があると関節リウマチの症状に影響を及ぼすなど、

双方面で関連しています。

★歯周病が引き起こす病気 ③骨粗しょう症

2022年4月19日

骨量が減少して骨がスカスカでもろく折れやすくなった状態を

骨粗しょう症といいます。加齢とともに誰でも骨量は減少するものですが、

とくに閉経以降の女性は女性ホルモンの分泌が減少するとともに骨量もぐっと少なくなるので、

骨粗しょう症が多く見られるようになります。

また、歯周病に侵された歯肉の中で生産される炎症性サイトカインには、

骨代謝に影響を及ぼすものがあるということもわかってきました。

逆に骨粗しょう症の人が歯周病になると他の骨と同じように歯槽骨がもろくなり、

吸収されるスピードも速まるので、歯周病が悪化しやすいといわれています。

★歯周病が引き起こす病気 ②循環器の病気

2022年4月18日

これまで1000人以上を対象におこなわれた研究によって、歯周病が重症化した人は

そうでない人に比べて脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの循環器病の発生率が1.5~2.8倍も高いことが

明らかになっています。さらに、循環器病の原因となっているアテローム性動脈硬化症

(コレステロールなどの脂質が動脈内膜におかゆ状に沈着した動脈硬化)の程度が、

歯周病と関連していることもわかってきました。

アテローム性動脈硬化を起こしている部分を手術したら、そこから歯周病菌が検出されたという報告も

たくさんあります。循環器病には歯周病菌が直接血管に障害を与えるだけでなく、

炎症の起きた歯周組織で作られる炎症性サイトカインが血流を通じて心臓や血管に移動することによって

血管内皮細胞やアテローム性動脈硬化部分の免疫細胞が活性化され、

心臓血管系の異常を引き起こすのではないかと考えられています。

また心臓の病気の一つの感染性心内膜炎の場合、口の中の歯周病菌が原因になっていることもあります。

抜歯や出血をともなう歯肉の治療時に歯周病菌が血液中に入り込み、

心臓の内壁を覆う心内膜に感染して炎症を起こし、心臓の動きが低下します。

とくに心臓病の手術や検査を受けるなどして感染症に対する抵抗力が落ちてる人や、

弁膜症などの心臓の病気がある人は注意が必要です。

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