★煙の出ないタバコは害がない?
2022年12月16日
煙の出ないタバコでも害はあると思われます。
喫煙は歯周病の最大のリスクです。
原因はタバコに含まれる数多くの有害物質で、
治療をしても治りが悪く、歯周病が進みやすいのです。
新型タバコ(加熱式タバコや電子タバコ)の歯周病への影響については、
現在、研究が進められています。
ニコチンやタールが発生しないとされていますが、他の有害物質が含まれています。
海外では、一部の製品の使用に関連すると思われる健康被害の報告もあります。
何が危険なのかわからないところも新型タバコの怖さです。
歯にもからだのためにもタバコ全般をやめる必要があります。

続・日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
★かみ合わせは歯周病に影響する?
2022年12月14日
答えは過度な力で悪化することもあります。
例えば上下の歯のかみ合わせが悪かったり、
噛む力が強かったりする場合、歯周病が進みやすくなることがあります。
進行した歯周病(歯周炎)では歯肉が下がり、
深い歯周ポケットができて歯と歯肉の付着状態が弱くなっています。
この状態の歯に力がかかると歯の動揺(揺れ)が起こりやすくなるほか、
動揺が起こることによって歯を支えている骨(歯槽骨)が刺激され、
骨の破壊を助長することがあります。
このような場合はプラークコントロールと同時に、かみ合わせの調整をおこないます。

続・日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
★歯周病は口臭の原因になる?
2022年12月13日
歯周病はきつい口臭の発生源になります。
歯周病菌が代謝の過程で産生する硫化水素やメチルメンカプタンなどが
臭いの発生源となります。
歯周病菌の多くは酸素を嫌う嫌気性菌というタイプです。
歯周病の特徴は歯周組織の破壊により、ポケットができることですが、
ここに嫌気性菌が繁殖します。
そして歯周病を進行させていきます。
つまり、歯周病が進むほど口臭はひどくなります。
口臭対策のためにも歯周病を治療すべきなのです。
★歯周病で歯肉が下がるのはなぜ?
2022年12月10日
歯周病で歯肉が下がるのは、炎症で歯肉と歯面の付着が壊されてしまうためです。
プラークが歯と歯肉の境目に付着すると、歯肉に炎症が起こります。
炎症は細菌がからだの奥に入るのを防ぐ生体の防御反応ですが、
同時に自己の組織も破壊します。
そして歯肉と歯(歯根)との付着が失われ、間の溝が深くなり、
歯周ポケットが形成され、歯の周りの骨も吸収してしまいます(歯周炎)。
その結果、歯肉も下がってしまいます。
歯周病の初期(歯周炎)の段階で治療をできれば、こうしたことは起こりません。
一時的にポケットができても元に戻るので歯周炎の段階で治療をすべきなのです。
歯周プローブでの検査

続・日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
★プラークとは食べかす?
2022年12月9日
プラークは食べかすではなく、細菌の塊です。
歯を磨かないでいるとやがて歯面がザラザラ、ベタベタしてきます。
よく見ると黄白色の粘着物が。
それこそがプラーク(バイオフィルム)。
歯に特有のものであることから、デンタルプラークと呼ばれています。
プラークは主に細菌で構成されており、その栄養素となるのが食べかすです。
さまざまな細菌が集まり、プラークは成熟し、
次第に歯周病菌などの悪性度の高い菌が増えていきます。
このため、食後の歯磨きが大事になるというわけです。
バイオフィルムの形成

続・日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
★診療開始後②
2022年12月7日
④熱心で腕のいい歯科衛生士がいる
歯周病の診療では、メンテナンスやブラッシング指導など、
かなりの部分を歯科衛生士が担っています。
歯科医師だけではなく歯科衛生士の腕の良さも、歯科医院の実力のうち。
さらに腕だけでなく、
指導の熱心さも、患者さんの治療に対するモチベーションを上げる原動力になります。
また、スタッフは院長の鏡。歯科医師の姿勢は一緒に働いているスタッフにも伝わって、
歯科医師の感染防止に対する意識が高ければスタッフもきれいにしようと心がけますし、
歯科医師が勉強家で患者さん思いなら歯科衛生士も必死に勉強して熱心に患者指導に取り組むもの。
逆に歯科医師がいいかげんなら、歯科衛生士もいいかげんになります。
スタッフが生き生きと働いている歯科医院を選びましょう。
⑤自信がない治療は他の歯科医院を紹介する
たとえば歯周病の治療を進めていく中で、歯肉に埋もれている親知らずを抜歯する必要が出てきたとき、
口腔外科のある別の病院を紹介されることがあります。
患者さんにしてみれば、自分でできないなんて実力がないのかなと考えてしまいがちですが、
それは大きな誤解です。
歯科医師はむし歯や歯周病など口の中のトラブルのほとんどを広く診ることができますが、
得意でない領域もあります。
もっと専門性の高い歯科医師に診てもらったほうが患者さんの利益になるとわかっていても、
患者さんを手放したくなくて、自分で治療してしまう歯科医師もいます。
しかし、本当に患者さんのためを思うなら、
その領域が得意で自分が信頼を置いている別の歯科医師に紹介するはず。
すぐに適切な歯科医師を紹介できるネットワークを持っていることも、歯科医師の実力です。
⑥定期健診の案内がしっかりしている
歯周病は症状が落ち着いても、
定期的に通院してチェックやメンテナンスを受けることが大事です。
患者さんの中には治療が一段落すると、来なくなる人もたくさんいます。
メンテナンスを重視する歯科医院が良くやっているのが、電話やはがき、
メールなどで定期健診の案内をすること。
この案内はかなり効果的で、定期健診のことをすっかり忘れてましたが、
はがきのおかげで思い出しましたと受診してくる患者さんも少なくありません。
⑦全身の健康指導をおこなう
歯周病は、糖尿病や心筋梗塞などさまざまな病気を悪化させるなど、
全身の健康にかかわっています。
歯周病についてきちんと勉強している歯科医師はこうした知識を持っていますし、
患者さんを診るときも口の中だけでなく、全身の状態にも気を配っています。
診察のたびに最近血糖値はどうですか?などと聞かれるようであれば、
意識の高い歯科医師だという証拠です。
⑧しつこく禁煙を勧める
喫煙は確実に歯周病の症状を悪化させます。
歯科医師は患者さんの口の中を診れば喫煙者かどうかはすぐに判断できます。
それくらいタバコの害はわかりやすいのです。
歯科医師からしつこく禁煙を勧められれば、うるさいと思う患者さんもいるでしょう。
しかし患者さんから煙たがられたとしても、確実に良くないとわかっているタバコを
やめろと勧めるのは、歯周病を良くしてあげたいと親身になっているからなのです。
★診療開始後➀
2022年12月6日
➀患者さんの質問には必ず答えてくれる
治療でいい結果を出すには、患者さんの理解と協力が欠かせません。
患者さんは医療の専門家ではないので、事前に説明を受けていても治療を進める中で
さまざまな問題が生じるもの。
わからないことを質問したとき、歯科医師が面倒がらずに答えてくれれば、
治療の内容が理解できて治そうというモチベーションも上がります。
②手鏡を持たせたがる
治療のとき、歯科医師や歯科衛生士から手鏡を持たされることがあります。
手鏡は、患者さん自身に口の中の状態を確認させるためのもの。
歯肉の腫れや色を確認したり、ブラッシング指導の際に磨き残しをチェックしたり、
さまざまな場面で使われます。
いちいち面倒だななど思うかもしれませんが、患者さん自身に課題を認識してもらい、
治療に参加してほしいという歯科医師の熱意の現れなのです。
不思議なもので繰り返し鏡を持たせて指導しているうちに、患者さん自ら鏡をもって確認したり、
磨きにくいところを尋ねたりするようになるなど、患者さんが治療に前向きになってくることも
多いのです。
③メンテナンスの患者さんが多い
待合室などで、他の患者さんを観察してみてください。
メンテナンスで長く通院している患者さんが多い歯科医院は、
その場限りの治療をするのではなく、面倒見がいいと判断できます。
★通院初期
2022年11月21日
➀院内や機器、スタッフの身だしなみが清潔
歯科医院では、尖った器具で歯周ポケットを計測したり、
歯石をこそげ取ったり、歯肉をメスで開いたりという処置が日常的におこなわれています。
感染の危険と隣り合わせの処置ですから、清潔は基本中の基本。
歯科医師やスタッフには感染防止に対する高い意識が求められます。
治療台(ユニット)の周辺、治療器具、トイレなどに汚れが付きっぱなしになっていないか、
ホコリがたまっていないかなど、チェックしてみましょう。
歯科医師やスタッフの身だしなみに清潔感があるかどうかも目安になります。
一度落とした器具をそのまま使われた、1人の歯科医師が2人の患者さんの治療を
手も洗わずに交互にやっていた、歯石をとってもらっているとき歯科衛生士の束ねていない長い髪が
口の中に入ってきた、そんな歯科医院はやめたほうがいいでしょう。
②治療計画を説明してくれる
歯周病の治療は、急性期の症状を改善するだけでなく、
セルフケアと定期検診による維持管理に至るまで、
一生歯を守っていくことを見据えて続けていく長丁場です。
それにもかかわらず、とりあえず症状がおさまったからもういいやと通院しなくなり、
結局悪化させてしまう患者さんも多いのです。
ここで重要になるのが治療計画。
いきなり治療を始めるのではなく、まずエックス線画像を示しながら検査で分かった現状を説明し、
治療の流れやなぜその治療が必要なのか、
どのくらいの期間・費用が掛かるのかを理解してもらうことで、
患者さんが治療から離脱するのを防ぐことができます。
なお、治療計画は歯科医師から患者さんに一方的に押し付けるものではありません。
通院頻度や費用といった患者さんの希望も配慮し、練り直しに応じてくれるのが良医といえるでしょう。
患者さんの同意を得た上で治療をスタートすることが大切なのです。
③自由診療は見積もりを出す
歯科医院の中には、健康保険でやるよりも健康保険のきかない自由診療でやったほうが
いい結果を期待できるものが少なくありません。
わかりやすい例で挙げると、入れ歯です。
健康保険の入れ歯の場合、費用は抑えられますが、使える素材が決まっているため、
口の中で馴染みにくい、入れ歯であることがわかってしまうなど
さまざまなデメリットがあります。
自由診療は素材に制限がなく自分の希望に合ったものが作れますが、費用は高くなります。
それぞれの治療のメリット、デメリットなど情報を患者さんに伝えた上で相談に乗ってくれる歯科医師、
さらに自由診療の場合は費用がいくらかかるのか、
見積もりを出してくれる歯科医師は良心的といえるでしょう。
あいまいにしか答えてくれないところは避けた方が無難です。
★受診する前
2022年11月19日
➀通いやすい場所にある
歯科医師選びでは治療の中身が大事ですが、通い続けるにはモチベーションが必要です。
これまで歯に対して意識が低かった人にとってはなおさらでしょう。
治療が一段落してメンテナンスに移れば、3カ月に1回、
というように頻繁に通院しなくてもよくなるものの、
それでもやはり遠い、行きにくい歯科医院だと、足が遠のいてしまいます。
むしろ症状がひどいときは遠くても必死になって通うけれど、
おさまると優先順位が下がって面倒になるもの。
とくに仕事をしている人は、日常の行動範囲から歯科医院が離れていると通院をさぼりがちになります。
そこで、最初に受診する歯科医師を絞り込むときには、
自宅や通勤先の近くなど通いやすいところで探してみましょう。
②歯周病専門医・認定医である
大学病院の歯科は矯正歯科や歯周病外来といった専門領域にわかれています。
一方、開業医はむし歯でも入れ歯でもすべて診療しているというところがほとんどです。
一つの歯科医院で広く診てもらえるのはメリットですが、半面得意でない分野もあるという
デメリットもあるのです。
歯周病にかかっているのに歯周病治療が得意でない歯科医院を受診してしまうと、
間違ったメンテナンスをされて治るものも治らない、
場合によっては悪化してしまうということにもなりかねません。
では、歯周病に詳しい歯科医師をどう見つければいいのでしょうか。
歯科医院が看板に掲げていい診療科目は一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の
4種類と法律で決まっており、
看板からはその歯科医院が歯周病を得意としているかどうかはわかりません。
一方、インターネットの歯科医院のホームページについては、こうした表記の制限がありませんが、
それが災いしてほとんどの歯科医院が歯周病治療を得意としていなくても診療科目にとりあえず
歯周病治療と記載しているのであてになりません。
ただし、歯周病専門医、あるいは歯周病認定医と書かれていれば、
歯周病に詳しい歯科医師がいると判断しても大丈夫です。
これらは、日本歯周病学会および、
日本臨床歯周病学会の厳しい基準をクリアした歯科医師に与えられる資格です。
また、歯周病専門医は厚生労働省から広告できる資格名として認められています。
歯周病専門医、認定医ではなくても歯周病に詳しい歯科医師はいますが、
これらの資格持っていることは一つの目安になるでしょう。
とくに歯が揺れているなど歯周病が中等度以上に進行して、高度な治療が必要な人は、
歯周病専門医・認定医にかかるようにしてください。
③受付や電話の対応がしっかりしている
候補の歯科医院を絞り込んだら、まず電話をしてみましょう。
院長のスタッフ教育が行き届いているところなら、受付や電話の対応もしっかりしているはずです。
診療にかかる時間や費用など気になる事を聞いてみてください。
症状を聞いて急を要すると判断したら、
早めの受診を勧めてくれる場合も良心的な歯科医院といえるでしょう。
④予約制で十分な時間をとってくれる
予約制でない歯科医院で、長く待たされたあげくに短時間しか治療してもらえなかったという
経験をしたことはありませんか。
歯周病の診療は、歯周ポケットの計測や口の中の状態のチェック、
ブラッシング指導など時間がかかりがち。
ある程度計画的に時間を確保しなければ、十分な治療ができません。
とくに健康保険で診療している歯科医院の場合は、
かぎられた時間で効率的に治療する必要があるため、
1人の患者さんに長い診療時間を当てられない場合が多くあります。
予約制をとる理由は、患者さんを長く待たせてイライラされないようにするためと考えられがちですが、
スタッフはそれぞれの患者さんに合わせた準備をしておくことができ、
その日おこなう処置に見合った時間を確保することができます。
必要な治療を計画的にしっかりおこなうためのシステムでもあるのです。
★いい歯科医師を見抜くポイント
2022年11月18日
〇受診する前
➀通いやすい場所にある
②歯周病専門医・認定医である
③受付や電話の対応がしっかりしている
④予約制で十分な時間をとってくれている
〇通院初期
➀院内や機器、スタッフの身だしなみが清潔
②治療計画を説明してくれる
③自由診療は見積もりを出す
〇診療開始後
➀患者さんの質問には必ず答えてくれる
②手鏡を持たせてみせてくれる
③メンテナンスの患者さんが多い
④熱心で腕のいい歯科衛生士がいる
⑤自信がない治療は他の歯科医師を紹介する
⑥定期検診の案内がしっかりしてる
⑦歯だけでなく全身の健康指導をおこなう
⑧しつこく禁煙を勧める
すべてが当てはまるわけではありませんが、参考にしてみてください!