★ 喫煙は歯周病の大きなリスクとなる
2024年02月20日
知らぬ間に歯周病が進行していることがあります。
喫煙の歯周病への影響は、「かかりやすい」「気が付きにくい」「治りにくい」の3つです。
まず、生体の本来の免疫機能が喫煙により妨げられるため、歯周病にかかりやすくなります。
喫煙者は非喫煙者に比べて罹患率が高く、重度に進行した人の割合も高いことが知られています。
また、ニコチンの血管収縮作用により炎症症状が隠され、歯周病が進行しても出血などの自覚症状が出にくくなります。
そのため、発見が遅れてしまい、気づいたら重度の歯周病になっていたということがあります。
歯ぐきに赤みや腫れがそれほど目立たないのに、歯周組織が進んでいることもあります。
さらに、いざ治療を始めても、喫煙者の歯茎は硬くて沈着物の除去が難しく、歯周病組織の修復も阻害されている為、
思うように歯周効果が上がらないのです。