★歯周病検査 ④歯の揺れ ⑤レントゲン撮影
2022年06月8日
④歯の揺れ
プローブの柄やミラーの柄などで歯を挟んで動かしてみて、
歯がどの方向にどのくらい動くかを確かめます。
歯を支えている歯槽骨などがどのくらい吸収されているのかの目安になります。
⑤レントゲン撮影
エックス線検査の画像からは、歯槽骨の吸収状態や、
歯の分岐部(2~3本の根で支えられている奥歯などの場合、根が分かれている部分)の病変、
歯石の付き具合などがわかります。
また、歯周外科治療を受けた場合は、治療前と治療後のエックス線写真を比較することによって、
歯槽骨がどの程度回復したかを判断することができます。
歯科治療におけるエックス線撮影法はいろいろありますが、
その中でも多く使用されるものに、パノラマエックス線検査とデンタルエックス線検査があります。
パノラマエックス線は上下のあごの骨を含めたすべての歯を撮影したもので、
かみ合わせの状態など全体の様子がよくわかります。
一方デンタルエックス線は一部分にフォーカスして撮影したもの。
一度に3本程度までの狭い範囲しか写し出すことはできませんが、
虫眼鏡で拡大したように細かく歯槽骨や歯根の様子がわかります。