★歯周病の検査 ③歯周ポケット検査
2022年05月24日
歯周ポケット(歯と歯肉のすき間)にプローブ(目盛りのついた先端が丸い針)を挿入して、
その深さを測ります。プローブを挿入するときの痛みは、
歯肉が健康であればチクチクする程度ですが、歯周病が進行していると、
傷口を触られるような強い痛みだったり、逆にあまり痛くなかったりすることもあります。
プローブを挿入して歯周ポケットの深さを測ったあとに血や膿が出るかどうかも重要なポイントです。
歯周ポケットの深さや出血状態から歯周病の進行具合、歯肉の炎症状態がわかります。
歯周ポケットの深さと歯周病進行度は、目安です。
軽度の歯肉炎であっても、歯肉が腫れることで見かけ上、歯と歯肉の境目が深くなる、
仮性ポケットを形成することもあるので、1本の歯の歯周ポケットの深さだけでは、
正確に診断することはできません。歯科医院では歯周ポケットの深さだけでなく、
レントゲンで歯槽骨がどの程度吸収されているかも含めて、進行度を診断しています。
〇歯周ポケットをプローブで測っている様子
日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より