★ 歯科と口腔外科って何が違うの?
2024年11月20日
簡単に違いを説明すると、歯科は虫歯や歯周病の治療などが専門ですが、口腔外科は歯科に比べて治療範囲が広く外科手術も行うという特徴があります。
歯科医院の看板をよく見てみると、「歯科」と「口腔外科」のどちらかが必ず書かれています。これは治療できる範囲を表しているので、病院選びの参考にしてください。
まず歯科に該当する医院の看板には「一般歯科」「矯正歯科」「口腔外科」「小児歯科」の4つが表示されています。治療内容は、むし歯や歯並び矯正など歯の組織の治療を行う医院です。
それに対して口腔外科は、一般的には親知らずやインプラントの治療を行います。
もっと専門的なものだと、「口腔がん」「顎関節」なども取り扱います。
しかし、親知らずであっても、あまりに深いなとリスクがともなうときに、全身麻酔で同時に4本抜歯するなどといった場合は大学病院で行うケースもあります。
スポーツをしていて、ボールが歯に当たって抜けた・欠けた場合などは口腔外科にて治療が可能です。また交通事故で顎や歯にトラブルが起きた場合も口腔外科にて治療が行えます。また、唾液や口内のトラブルが起きた場合も口腔外科にて治療が行えます。また、唾液や口内の粘膜の状態や血液検査のデータから全身疾患を診ることもあるため、口腔外科は内科的なこともできるといえるでしょう。