★「周術期口腔ケア」とは?
2024年11月21日
最近、病因でも歯科のある施設が増えてきました。みなさんは「周術期口腔ケア」といった言葉を耳にしたことはありませんか?
「周術期口腔ケア」とは手術前後にお口を掃除したり、抜けそうな歯を抜いたりと、お口の中の環境を整えるお手伝いをすることです。また、術後の回復に応じて往診を行うこともあります。
「身体のなかの一番最初の消化器官」を口腔と習うお医者さんが増えてきました。
だからこそ、一番最初の消化器である口が汚れていたら、具合が悪くなるということが分かってきました。
病院の手術は大半が全身麻酔で行われれうため、口から管を挿入し、呼吸管理を麻酔科医が行います。口が汚れていると管に口の中の細菌がついて、肺に細菌を持って行ってしまうことがあり、術後の肺炎のリスクが高まります。
また、入院中に顎が外れるなどのお口の周りのトラブルへの対処を病院内で行うことで、お医者さんや看護師さんと連携して入院中の生活の質(QOL)を上げることにも貢献しています。