★静かに進行するサイレント・キラー ②
2023年02月6日
歯周病の一部には若いころから急速に進行するタイプがあります。
歯周病は炎症がひどくなるときと一休みする時期を繰り返しながら、進行します。たとえば10代で初期の歯肉炎が発症し、放置しておいた場合でもすぐに重度の歯周炎にはならない場合が多いのです。
一方、10代20代で発症し、急速に歯周炎が進行するタイプがあります。侵襲性歯周炎と呼ばれているもので、適切な治療を受けなかった患者さんの中には若くして多くの歯を失ってしまう人もいます。このほか、ダウン症候群などの遺伝的な要因で、早い時期から重度の歯周炎が発症する場合があります。
いずれの歯周病の治療においても、プラークコントロールを徹底するという基本は一般的な歯周病と同じです。