★メンテナンスが必要な根拠
2022年09月9日
➀再発の早期発見
歯周病の原因は口の中に棲んでいる歯周病菌です。
歯周病菌をゼロにするのは難しく、プラークがたまってくれば容易に再発します。
重症化を防ぐために、定期的な観察で再発をいち早く発見し、治療につなげることが大切です。
②ブラッシングのチェック・指導
正しいブラッシング法の指導を受けた直後はそのとおりに磨けていても、
時間が経つにつれて以前のクセが出て、磨き残しが増えてしまうことも少なくありません。
定期的に磨き方をチェックし、必要に応じてブラッシングを再度指導します。
③リスクコントロール
リスク因子には、かみ合わせの悪さや歯ぎしりのクセ、むし歯などの口の中のリスク因子と、
不適切な食習慣や喫煙、ストレス、全身の病気など全身的なリスク因子があります。
改善状況を定期的にチェックして、前者には治療、後者には指導や治療勧告をおこなう必要があります。
④専門家による定期的なクリーニング
セルフケアでできることには限界があります。
ブラッシングのクセによる磨き残しはもちろんですが、
適切に磨いていても歯ブラシの毛先は歯周ポケットの奥深くまで届かず、
汚れがたまっていきます。定期的に歯科医院で除去することが必要です。