★ 口が臭くなるのはなぜ?
2024年10月24日
口臭の原因は90%以上は口の中にあるといわれています。
歯みがきで落としきれなかった食べ物のかすなどのタンパク質が、口内で細菌に分解・発酵される過程で「硫黄化合物」になります。
硫黄化合物は気化しやすくガスとなり、悪臭を放つのです。
現在わかっている硫黄化合物は3つで、臭いは以下のように例えられることが多いです。
・卵が腐ったようなにおい⇒硫化水素
・たまねぎが腐ったようなにおい⇒メチルメルカプタン
・キャベツが腐ったようなにおい⇒ジメチルサンファイド
硫化水素は、温泉地や火山などで発生されるもの。
高濃度であれば毒ガス指定される有毒なものです。ジメチルサンファイドは、生ごみが腐ったような嫌な臭いです。メチルメルカプタンは、3つのなかでも最も匂いが強い物質です。
歯周病になると、歯と歯茎に溝ができます。
そこに食べ物のかすが溜まりやすくなり、臭いのもとになる細菌と融合した硫黄化合物ができやすくなります。
そのため歯周病の人をチェックすると、メチルメルカプタンの数値が高いのです。
歯周病が悪化して、歯根に膿が溜まるようになるとさらに強烈なにおいになります。
胃腸など内臓の不調などでも口臭が出ることがあります。