石田歯科
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★ 仕上げ磨きはいつまで必要?

2024年09月4日

お子さんが自分で歯磨きをして、その後にお母さんやおお父さんが仕上げに歯を磨いてあげる仕上げ磨きは、具体的に何歳まで行うべきかハッキリと定められているわけではありません。

歯医者さんの多くは、10~12歳くらいまでは仕上げ磨きをするよう推奨していますので、そこをめどにするといいと思います。

 

ただ、歯磨きがうまくできない、あまり好きではなさそうなお子さんの場合ほおっておくとむし歯になってしまいますので年齢にとらわれず注意深く観察して、必要があればサポートすることが必要です。目安としては、乳歯の生えてくる1歳6か月までに歯磨きの習慣が定着することを目指しましょう。

 

子どもの歯である「乳歯」から大人の歯である「永久歯」に生え変わる期間はだいたい6~12歳までです。その間は、乳歯と永久歯が混ざり合っている「混合歯列期」と呼びます。

このときは、生えたての永久歯、完全に生えた永久歯、そろそろ抜けそう、グラグラしている乳歯がある状態です。抜けている歯もあったり、それぞれの歯の大きさがバラバラなので、汚れが付きやすく磨きにくい時期です。

生えたばかりの永久歯は、乳歯よりも丈夫ですが、象牙質がまだやわらかいため虫歯になりやすく、進行もしやすい傾向にあります。この時期にしっかり歯みがきをしておかないと、切開区は得た永久歯が虫歯になってしまうかもしれません。

 

仕上げ磨きは、保護者がお子さんの後ろに立って行うか、お子さんがじっとしていない場合は保護者の膝の上に寝かせて、安全に口の中を見るようにしましょう。

歯磨き粉を使い始めたら、寝かせて仕上げ磨きをしてしまうと歯磨き粉をのみこみやすくなるんどえ、お子さんを立たせて歯磨きしましょう。前歯と奥歯の仕上げ磨きのポイントをお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。

 

〇前歯

上唇と歯茎をつないでいる「スジ」の部分に歯ブラシが当たると痛がるお子さんが多くいます。

仕上げ磨きをする時は、歯ブラシを持っていない方で上唇を指で持ち上げて、「スジ」の部分を指で隠して行うとうまくいきます。

 

〇奥歯

奥歯は歯垢が溜まりやすい場所なので、歯ブラシを奥から手前に優しく動かすようにして歯垢を取り去りましょう。

 

仕上げ磨き中は、話しかけたりお子さんとのコミュニケーションを取ることを心がけると気もまぎれて、飽きずに磨き事が出来るでしょう。

睡眠中は唾液の分泌が減り細菌の量が増えるので、寝る前だけでも仕上げ磨きをすることをお勧めします。

大人の歯が生えそろう12歳までに、正しい磨きが習慣づけば一生役に立ちます。

根気強く指導して、自分で自分の歯をまもれるようにしたいですね。

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