★ 虫歯のレベルチェック
2024年07月3日
レベル➀:むし歯の初期段階
「CO」(読み方/シーオー)
この段階は、むし歯の初期段階で歯の溝が黒ずんでいる状態。
歯の表面では、むし歯菌が出した酸で歯の表面のエナメル層を溶かす「脱灰」と、唾液やフッ素による「再石灰化」の繰り返しが起きています。脱灰しても、自然と再石灰化されれば虫歯になりませんが、再石灰化が追い付かなくなると「CO」という状態になります。
【治療法】
歯を清掃して、細菌や汚れをすみずみまで除去。その後、フッ素コーティングして歯の再石灰化を促します。
後日、健診をしてむし歯の進行が見られなければ、問題ありません。
レベル②:表面に穴が開く
「C1』(読み方/シーワン)
COが進行して、歯の表面のエナメル層が溶け始め、小さな穴が開いてる状態。
この場合、歯を削らずにおくこともできますが、進行具合を考慮して少し削ることもあります。
【治療法】
歯の清掃、フッ素コーティング等基本的にはC1と同じです。
エナメル層が溶けて穴が開いてるので、その後の経過観察が重要です。
開いた穴に虫歯の大きさを測る探針を通して、歯の中のむし歯の進行具合を確認したり、レントゲン撮影をすることもあります。
レベル③:痛みやしみたり感じる進行したむし歯
「C2」(読み方/シーツー)
歯の表面のエナメル層が溶けて、細菌が内側の象牙質に達した状態。
歯の神経に近づくにつれて、歯の痛みやシミを感じるようになります。
エナメル層の内側にある象牙質は、エナメル層よりやわらかいのでむし歯の進行が速いのが特徴的です。
C2以降は自然に治る可能性はほとんどありませんので、歯科医院にて治療が必要です。
【治療法】
歯の表面に侵されて黒くなった部分の象牙質を削り、その部分に詰め物をします。保険診療では、プラスチック製のレジン、または金銀のパラジウム合金の銀色の詰め物になります。
奥歯の場合は、金銀パラジウム合金を使用することになります。
自費診療では、自分の歯と同じような色の白いセラミック、奥歯では、セラミックの穂か、ゴールドなどの歯科材料も使用できます。
レベル4:激しい痛みが伴うむし歯
「C3」(読み方:シースリー)」
C2がさらに進行し、細菌が歯の神経まで達した状態。
近くを司る神経なので、より痛みを感じやすくなります。象牙質の内側にある「歯髄」まで細菌が回り炎症を起こすと、内側から突き上げるような激しい痛みがあります。
【治療法】
歯の神経を除去し、被せ物をする治療になります。
保険診療では、レジンをかぶせる治療、奥歯の場合は銀歯になります。自費診療の場合は、好きな修復物を選べます。
修復物により見た目や強度も変わるのでよく歯科医と相談することをおすすめします。
レベル⑤:歯のほとんどが溶けている状態
「C4」(読み方/シーフォー)
C4歯ぐきから出ている部分の歯がほぼ溶けて歯根部のみが残った状態。
すでに歯の神経と歯髄は溶けて死んでしまっているので、痛みはありません。
眼には見えない無数の細菌の温床になっています。
放置すると、細菌が他の健康な歯に移るので治療が必要です。
さらに進行して、細菌が歯根(歯の根っこ)まで到達し、炎症を起こすと膿がたまります。
基本的に抜歯になります。
【治療法】
歯根部が残っていれば、それを土台として歯のかぶせものをするC3と同じ治療になります。
土台にならないほど、歯根が残っていない場合は抜歯し、保険適用内ではブリッジ治療、入れ歯などの処置を行います。
自費診療ではインプラントの治療法があります。
過去に、治療中に聞こえた言葉があったのではないでしょうか。
早期発見が出来て、「CO」の状態でしたら歯を削らずにメンテナンスで対応できることも多いので覚えておきましょう。












