★ 歯磨き以外のむし歯予防ってあるの?
2024年06月11日
口腔洗浄液、デンタルフロス、歯間ブラシを歯磨き+αアイテムとして取り入れましょう!
虫歯予防の為に歯磨きだけでなく+αアイテムでケアするのはとても効果的ですよ。
例えば、「デンタルフロス」。市販の歯ブラシでも、毛先の‘‘極細‘‘を謳っているものもありますが、どうしても限界があります。
また、デンタルフロスは、歯ブラシの毛先よりも細いので簡単に歯間に入り込み、楽に汚れを落とすことができます。
ある調査では、歯ブラシによる歯垢の除去率は全体の6割程度で、加えてデンタルフロスを行うと2割高まり、歯垢の除去率は8割以上になるともいわれています。
たまに患者さんには「デンタルフロスを使い続けると歯と歯の間にすき間ができて汚れが詰まりやすくなって、逆にむし歯になりやすくなりませんか?」と聞かれることがあります。
確かに、大きな糸のようなものを歯間に入れて長い間放置すると歯と歯の間にすき間ができるかもしれません。
しかし、デンタルフロスは非常に細く、お掃除程度に歯間に入れる分にはすき間が広がることはありません。
安心して使ってくださいね。食事後、爪楊枝で歯に詰まったものをとる人も多いですが、歯石を取ることができません。
歯石は「石」というだけであって石のような硬さなのに対して、爪楊枝は木なのでやわらかいからです。
大きな塊になっている歯石に力をかけてパキッと取れることはあるかもしれませんが、きれいに歯石を取ることは不可能です。
爪楊枝で部分的に取ることはできても、高確率で歯茎を傷つけるので、おすすめはできません。
また、「キシリトール」入りのガムを上手に用いることで、口内をむし歯になりにくい環境にすることもできます。
キシリトールはむし歯菌のエサになりますが、むし歯菌はキシリトールを分解できず、栄養とすることができません。
分解しようとするエネルギーを無駄に使わせることにより、むし歯菌が減っていくという仕組みなのです。
さらに、ガムを噛むことで唾液を分泌させて、お口の中を産生から中世に戻す働きを促せます。ただし、すべてのキシリトール配合のガムに砂糖が含まれていないとは限らないので、商品を選ぶ際は注意してくださいね。