★ 喫煙は歯や歯肉の着色などお口にさまざまな影響を与える
2024年02月14日
タバコにより、歯ぐきにも着色が起こります。
加えて、口腔・咽頭がんの発生率が三倍になるほか、味覚が鈍くなったり、口臭を悪化させたりします。
1980年代ごろより、喫煙者と非喫煙者で歯周病の進行具合に差があることが注目され始め、現在では喫煙は歯周病の大きなリスク要因であることも分かっています。
また、最近では子供のむし歯発生率や歯内療法の予後も、親が喫煙者か非喫煙者かで左右されると報告もあります。
★覚えておこう!★
タバコには4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち40種類は発がん性物質と言われています。
お口の中はタバコの煙が最初に体を通過する場所ですから、さまざまな悪影響をじかに受けるのです。
タバコの三大有害物質は「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」です。
ニコチンは依存性が強く、禁煙しようと思ってもなかなかやめられないのは、これが原因です。
タールはいわるゆ「ヤニ」で、強い発がん性があります。
タバコを吸っていると、住居の壁が黄ばんだりベタベタしたりするのは、タールのせいです。
またタバコは低い温度で不完全燃焼するため、一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと非常に強く結びつきます。
普通なら、ヘモグロビンは酸素と結びついて、体中に酸素を運搬する働きをするのですが、一酸化
炭素と結びつくと、体への酸素供給が妨げられます。
その結果、タバコを吸う人特有の肌の老化が起こります。
いわゆる「スモーカーズフェイス」はこれが原因です。
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