石田歯科
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★ フッ化物を効果的に使い予防する

2023年11月17日

飲食をすると、糖分がプラークの中に取り込まれ、細菌により分解されます。その際、プラーク内のpHは酸性に傾きますが、その値は飲食後10分程度がもっとも高くなり、その後60分ほどかけて徐々に中和されていきます。

強い酸性になる前に、食後早めにブラッシングをして、細菌の塊であるプラークと、えさとなる糖分を取り除きましょう。唾液には酸を中和して歯を守る作用があるのですが、寝ているうちは唾液の分泌量が減りますので、寝る前のブラッシングは重要です。

ブラッシングの際は再石灰化を促進させるために、フッ化物入り歯磨き剤を使いましょう。

磨き方としては、歯の健康の先進国であるスウェーデンのイエテボリ大学で発案された「イエテボリ法」がおすすめです。余裕があれば、ブラッシングとブラッシングの間に、フッ化物洗口をプラスするとよいでしょう。

 

★イエテボリ法でのブラッシングのしかた★

 

➀フッ化物配合歯磨剤を歯ブラシ面いっぱいにつける(6歳未満は量と濃度に注意)

②口腔内全体に広がるように2分間ブラッシング

③泡を吐き出さずに10㏄ほどの水を口に含む

(口に含む水の量は、おちょこ一杯分や手のひらですくったくらい)

④30秒間、泡と水を口腔内で混ぜ合わせ、歯間部を行き来させるように洗口してから吐き出す。

うがいはせず、2時間は飲食しない。就寝真のブラッシングの場合はそのまま就寝する。

(口をゆすがないと気持ち悪いという人は、何もつけずに磨いた後に、フッ化物配合歯磨剤をつけて、イエテボリ法で磨く)

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