★抜歯をしたほうがよいときもある
2022年3月8日
歯周病が進行してしまった歯を残しておくと、
その歯を支えている歯槽骨だけでなく、
隣の歯や周辺の骨にまで悪影響を及ぼします。
骨がかなり溶けて、すでに歯の機能を果たしていない歯を残していても役には立ちません。
無理に残しても、結局抜かざるを得なくなるケースがほとんどで、
かえって抜いた後の状態が悪くなって入れ歯を入れるのが難しくなったり、
腫れや痛みが生じたりするなど不快な症状を繰り返す原因にもなります。
2022年3月8日
歯周病が進行してしまった歯を残しておくと、
その歯を支えている歯槽骨だけでなく、
隣の歯や周辺の骨にまで悪影響を及ぼします。
骨がかなり溶けて、すでに歯の機能を果たしていない歯を残していても役には立ちません。
無理に残しても、結局抜かざるを得なくなるケースがほとんどで、
かえって抜いた後の状態が悪くなって入れ歯を入れるのが難しくなったり、
腫れや痛みが生じたりするなど不快な症状を繰り返す原因にもなります。
2022年3月7日
歯周病で歯が全部抜けてしまうと、一昔前までは総入れ歯にするしかありませんでした。
近年は人工歯根を埋め込んで再建するインプラント治療が普及しました。
見た目も使い心地も自分の歯に近く、歯を失った人にとって救いとなる方法ですが、
インプラントがあるから歯が抜けても大丈夫と悪い意味での安心感を持つ人も増えています。
しかし、歯周病の為に歯が破壊され、人工歯根を埋め込むことができない場合もあります。
また、埋め込めたとしても清掃が不十分だとインプラント周囲炎といわれる感染が生じ、
抜かなければならないこともあります。
ブラッシングができないままでは、インプラント治療はできません。
2022年3月5日
高齢者の中には歯槽膿漏(歯周病)が良くなると思い
指で歯肉のマッサージをしている人がいます。
これはおそらくマッサージをすることで歯周病が悪化して腫れた歯肉の膿や
たまった血が排出され、歯肉が引き締まって良くなるという考えによるもののようです。
しかし、歯肉をマッサージして歯周病が治ったということを証明した研究は一つもありません。
歯肉のマッサージ自体は悪いことではありませんが、指でマッサージするよりも
歯ブラシで歯と歯肉の境い目のプラークを除去しながら
歯肉をマッサージするほうが炎症が軽減するため、歯周病の予防や改善には効果的といえます。
2022年3月2日
かつてガムは糖分が多いため「むし歯のもと」とされてきました。
ところが今は一転して「歯を丈夫にする」「むし歯予防」
などを謳った機能性商品が登場し、歯の味方に変わってきています。
その効果も、歯の再石灰化の促進、虫歯菌に虫歯の原因となる酸をつくらせない、
歯を溶かす原因となる酸から歯を守るなどさまざま。
さらに噛むことによって、細菌の増殖を抑える唾液を増やし、
噛む力が衰えないようにする効果もあるのです。
でもガムを噛むだけでは、虫歯や歯周病は防ぐことができません。
特に歯周病の場合は歯ぐきの根本のプラーク(歯垢)を
歯ブラシで機械的に落とす必要があります。
2022年2月28日
歯磨き粉や洗口液で予防効果は期待できても、
治せる歯磨き粉や洗口液はありません。
ドラックストアの店頭には、歯周病予防を謳う
歯磨き粉や洗口液が並んでます。
こうした商品の広告には、歯肉からの出血や歯肉の腫れ、
口臭といった言葉が頻繁に登場し、
歯周病に効果があるように思う人も多いと思います。
実際、こうした症状を歯磨き粉や洗口液で抑えよう、
治そうとしている人は、たくさんいます。
パッケージに歯周病予防と明記している歯磨き粉や洗口液の場合
予防効果はある程度期待できます。
しかし、歯周病を治すとは書いていないはずです。
歯周病を完全に防いだり治したりできるような
歯磨き粉や洗口液はありません。
なので歯周病の場合は歯科医院を受診しましょう。
2022年2月26日
電動歯ブラシは、ブラシの動きと機能によって
大きく3タイプに分けられます。
〇高速回転タイプ
丸いブラシが高速で回転して汚れを落とす
〇音波歯ブラシ
電動歯ブラシに音波振動を発生させプラークを除去します。
ブラシを湿らせると水と触れ合って細かい泡や水流が発生し
汚れを落とす効果があります。
〇超音波歯ブラシ
ブラシから超音波の振動が発生。
プラークを剝がしやすくすると同時に、
プラークの中の細菌そのものを破壊する力もあります。
歯周病の人には音波歯ブラシや超音波歯ブラシがおすすめですが
自分に合うものはどれか、主治医に相談して頂くのがおすすめです。
タイプによって動かし方なども異なります。
使い方を間違えると歯や歯肉を痛めるので、
説明書の指示を守って正しく使いましょう。
歯磨き粉を使う場合、研磨剤入りのものは避けましょう。
日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
2022年2月25日
最近は、電動歯ブラシを使ってブラッシングをする人も増えています。
各メーカー電動歯ブラシに搭載されている、
汚れをかき出し歯周病の原因となる汚れを落とす技術は
歯科医師の目も見張るほどです。
しかし、電動歯ブラシを使用している患者さまの口の中を診てみると
きちんと磨けていないことがとても多いです。
電動歯ブラシが代わりにやってくれるのは、ブラシを小刻みに動かす作業だけ。
磨きたい位置まで歯ブラシを移動させる作業は、
患者様本人がやらなければやらなければいけません。
磨きたい部分にしっかりブラシをあてることが出来なければ
電動歯ブラシはせっかくの機能を発揮することができないのです。
2022年2月22日
世の中には虫歯がほとんどないという人がいます。
虫歯がなくても歯周病は発症します。
むしろ虫歯がない人ほど注意が必要です。
虫歯も歯周病も、もともとの原因は細菌感染ですが、
細菌の種類は異なるため、虫歯になりにくいからといって
歯周病にもなりにくいなどということはありません。
若いころから虫歯に悩む人は比較的自分の歯を気に掛ける傾向が高いため、
歯科医師院に定期的に通院し、意外と歯周病になりにくい場合が多いのです。
日本人はこうして歯を失っていく
日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会 より
2022年2月21日
歯周病はかつて歯槽膿漏と呼ばれていた頃のイメージで
高齢者の病気と捉えられることも多いです。
しかし、若者が歯周病にならないわけではありません。
歯周病の中でもとくに重症化しやすいタイプの「侵襲性歯周炎」は
「若年性歯周炎」ともいわれ、10代20代で発症します。
小学生からでも歯周病になってしまう可能性はあるので、
将来歯がボロボロになって後悔しないように、
若いうちから虫歯予防だけではなく歯周病予防も始めておきましょう。
2022年2月19日
ブラッシングのたびに歯肉から出血するが、
放っておけば大丈夫と軽視している人は多いのではないでしょうか。
しかし歯肉からの出血は歯周病の初期症状である可能性が高いです。
初期には歯肉が少し腫れる、なんとなくむずがゆいといった症状がでることが多いですが、
出血のようなはっきりした症状ではないので、ほとんどの人は気づきません。
歯周病はサイレントディジーズ(静かに進行する病気)と言われ、
気づかないうちに歯肉の内側の見えないところで
歯を支える骨などがじわじわと破壊される病気です。
自分自身が気がつきやすい歯肉からの出血が歯周病を早期発見・治療するチャンスです。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。