石田歯科
夜7時迄診療
診療時間
10:00~13:00 / / /
15:00~19:00 / / /

休診日:木・日・祝 ▲土曜午後 : 〜17:00

お問い合わせ MAIL相談
24時間受付 WEB予約
キービジュアル

診療メニュー MENU

★ う蝕はプラークの中の酸により溶かされてできる

2023年11月8日

歯の表面についたプラークの中のむし歯菌は、砂糖などの炭水化物を分解して酸をつくります。

その酸によってプラークの中、つまり歯の表面は酸性になり、カルシウムが溶けだします。これを「脱灰」といいます。

酸は唾液の作用によって中和され、再びカルシウムが歯の表面に戻ります。これを「再石灰化」といいます。歯の表面では、つねにこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。頻繁に砂糖などを取り続けると脱灰が進み、歯の表面が柔らかくなり、最後には穴が開いてむし歯ができます。

 

むし歯菌は常在菌といって誰のお口の中にも存在しています。ただ、むし歯菌がいればすぐにむし歯になるというわけではありません。むし歯菌のえさとなる砂糖や炭水化物があって、時間が経過することで初めてむし歯ができます。

しかし、歯の表面がフッ化物(フッ素)で強化されていたり、唾液の酸を中和する能力が高かったりすれば、むし歯の発症は防げます。このように、むし歯はたくさんの要因が影響して発症するのです。

★ 歯周炎は「部位特異性」の疾患

2023年11月7日

歯周炎はいわゆる「部位特異性」という性質をもちます。

この「部位」は「歯面」のことですので、「部位特異性」の意味するところは、「歯周炎は歯面によって進行の程度が異なる」ということです。

 

よく、少数歯に限局して歯周炎が進行しているケースを「部位特異性の歯周炎」だという誤解がありますが、「部位特異性の歯周炎」という診断名があるわけではありません。このような場合、学術的には「限局型」と呼ぶべきでしょう。また、限局型だからといって「咬合が関与している」とも限りません。歯周炎が部位特異的に進行する要因自体は、まだはっきりとわかっていないのです。

 

歯周炎の部位特異性という性質から、歯周病の検査では、歯面ごとに状態を確認するプロービングが行われます。臨床的には、プロービング時に出血がある(BoPが認められる)場合は、その部位の歯肉に炎症が存在することを意味します。逆に言うと、治療によりBoPが消失すれば、歯周病はひとまず治癒したということになります。

いずれにせよ、歯周炎の場合、患者さんの単位、1歯単位のみならず、歯面ごとに状態をチェックし、治療する必要があります。

★ メインテナンスで再発を防ぐ

2023年11月6日

定期的なチェックでお口の健康を保つことができます。

歯周病がが広範囲に及んでいる場合、プラークや歯石は一度では取り除ききれませんので、4~6回に分けて除去します。ひととおり処置がおわったら、歯茎の傷がふさがるまでの期間をおいてから再検査します。その時に、ポケットがなくなり血が出なくなっていれば、ひとまずは「治癒した」といえます。

 

その後、2~3ヶ月に一度のペースでメインテナンスを行って、歯周炎が再発していないかをチェックしていきます。きちんとブラッシングができているかを確認したり、歯のクリーニングをしたりします。

しかし、歯によっては複雑な形をしているものもあります。たとえば奥歯は根っこが2.3本あって、根っこと根っこの間についた歯石は取るのがとても難しいのです。ですから、一度の治療では十分にプラークや歯石が除去しきれないことも多々あります。

その場合は、もう一度同じ治療を繰り返すか、歯茎を切り開いて歯についた汚れを取る「フラップ手術」を行うことがあります。どちらの場合でも、治療の効果は患者さんの日々のブラッシングの質に大きく左右されます。歯周病の治療は、患者さんの協力があってはじめて成り立つのです。

 

★覚えておこう★

歯周病治療の成否を左右する要因はさまざまです。まずは当然のことながら、術者の技術があります。そして、患者自身によるブラッシングのクオリティがあります。歯肉縁下のプラークや歯石の除去により、ポケット内の細菌叢は変化し、いわゆる悪玉菌が減少しますが、ブラッシングが不十分だと4~8週間ほどで後戻りしてしまいます。治療が棲んだからと言って、ブラッシング指導をおざなりにしてはいけません。

また、大臼歯などの複根歯は、やはり単根歯よりも治癒が劣ります。これはアクセスの問題や根分岐部、グループ(根面溝)などの解剖学的形態が大きく影響しています。そのほか、喫煙も治療成績に悪影響を及ぼしますし、血糖コントロールが不良な糖尿病患者も、治療成績が悪くなると考えられています。

★ 治療後は歯肉がヒリヒリしたり歯がしみることがある

2023年11月1日

炎症を起こしている組織の中に器具を入れて治療をするため、治療直後は歯ぐきの内部が傷つき、ヒリヒリ痛むこともあります。ブラッシングをしたときに血が出るなら、やわらかめの歯ブラシで磨いてください。

 

歯石は歯にこびりついているので、とるときにどうしても歯の表面をわずかに削ってしまいます。そのため、冷たいものを飲んだりすると、歯がしみることがあります(知覚過敏)。これもよくあることですので、しばらくはブラッシングをするときにぬるま湯でうがいをするなどして対応してください。ふつうは数日でおさまりますが、長く症状が続く場合には、歯科医院で薬を塗布できます。

 

治療によって歯茎の腫れがひき、引き締まってくると、歯茎は下がったように見えます。

これは病的な状態ではなく、歯茎が治療に反応し、炎症が改善したことを示すサインと考えてください。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • お問い合わせ MAIL相談
  • 24時間受付 WEB予約
06-6355-2500
〒530-0043
大阪府大阪市北区天満2-13-20 ハーツ天満橋1F

このページの先頭に戻る