★ インプラント周囲炎になってしまったらどうするか
2023年04月28日
インプラントを入れている部分に出血や腫れなどの異常を感じたら、できるだけ早く受診しましょう。インプラント周囲粘膜炎の段階であればプラークコントロールにより、よくなることがあるのです。かみ合わせの不具合などが、ごの炎症の引き金になっている場合はかみ合わせの調整をおこないます。また、インプラントの周囲に健康な角化歯肉を移植し、インプラント周囲の歯肉の防御機構を高める方法も一部の歯科医院では行われています。インプラント周囲炎医進行している場合は外科的治療も検討します。炎症の起こっている歯肉を取り除いたり、歯肉を切開して本来歯肉や歯槽骨に埋まっているインプラントを露出させて、その表面を戦場・殺菌や研磨したりする治療で、再生療法で骨を増やす治療などもあります。このようにインプラント周囲炎の治療は年々、進歩しており、その結果、インプラントの抜かなければならないケースは減ってきています。
一方で、こうした治療がどの歯科医院でもおこなわれているわけではありません。中には科学的根拠が十分でない治療法もあります。また、インプラント周囲炎の治療はインプラント治療と同様に自由診療になるので、どのような処置を受けるか慎重に決めるようにしてください。